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より身近に感じられる科学 「地球の果て」

教員/講師名 西澤 潤一
開催年度 2010年度
開催日 2010年度

講演者
西澤 潤一 上智学院 顧問/上智大学 特任教授

1926(大正15)年仙台市生まれ。東北大学工学部電気工学科卒業。工学博士。東北大学教授、同大学総長、岩手県立大学長、首都大学東京学長を歴任、2009年8月学校法人上智学院顧問・上智大学特任教授に就任、現在に至る。 光通信の3 要素や静電誘導トランジスタの発明、半導体材料の完全結晶化技術の開発などは広く知られており、「ミスター半導体」、「光通信の父」と呼ばれ、国内外の数々の賞を受賞している。2002年にはこれまでの電子工学分野の功績が讃えられ、米国電気電子学会(IEEE)において、日本人では初めて、その名を冠する「Jun-ichi Nishizawa Medal」が創設された。1989年文化勲章、2002年勲一等瑞宝章受章。 現在では電力用半導体の研究による大電力直流送電及び医療・医学の分野への応用可能性の高いテラヘルツ分野の研究の第一線に立っている。


テーマ
より身近に感じられる科学 「地球の果て」
大地が球になっているということに気がつくまで、我々の大地は四角い板のようなものだと考えて来た。この端に行くと海の水はジャージャーと落下していくから、船乗り達も端に行かないようにした。高い山に登って遠くを見ても余り遠くは見えないから、どうも大地は丸いのではないかと気がつき、気がついてみれば空には月をはじめとした天体が数多く浮いており、初めて我々の大地も球ではないかと考え始めたのである。それまでは喜望峰までしか行かなかった船乗り達が一斉にインド洋に乗り出し、インドあたりにまで行くようになった。スペインに居たコロンブスは逆にスペインから西に行けばインドに行けるだろうと言ってアメリカを発見した。最初のうちはインドに行って来たのだと勘違いしていた。1492年、今から約500年前のことである。コペルニクス次いでガリレイといった天文学者が活躍し、地動説が次第に正当視されるようになった。


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