講義概要
20世紀後半の米国において、政策的な目的から特定地域の総合的理解を目指した学問として出発した地域研究は、その学際性を維持しつつ、政策性に過度に固執せず、より調査対象の現地に寄り添った学問へと展開してきた。対象地域により、その具体的なあり方は様々だが、本講義では地域研究としての共通の姿勢と方法論、他の学問分野との関係のあり方を学び、さらに対象地域別の地域研究のあり方の特質をみていくことで、地域研究の多様性を含めた理解を深める。総合グローバル学部の必修科目であり、AとBに分けて同一内容で開講されるので、自分が受講すべき授業を間違えないよう注意すること。
使用テキスト
特定の教科書は使用しない。各回の講義ごとに資料を配付する。
参考書
講義ごとの資料で参考書・参考資料等を示す。
著者名/Authors:小林浩二
書名/Title:地域研究とは何か―フィールドワークからの発想
出版社・出版年/Publisher.Year:古今書院、2012年
著者名/Authors:吉田昌夫
書名/Title:地域研究入門―世界の地域を理解するために
出版社・出版年/Publisher.Year:古今書院、2002年